幕末にゃんにゃん【完】





「沖田さんじゃないですかぁ♪私ぃ姫時ちゃんとお話してたんですぅ♪」




甘い声で、総司の擦り寄っていく彼女




――――近寄らないでよ。




ギリッと奥歯をかみしめ、握りこぶしをつくる手に、力を入れる。




あ、あれ?




……なんで私、こんなに怒ってるんだろう。





ハッと我に返って、自分の手のひらを見つめながら、分からない感情に眉を顰めた。







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