幕末にゃんにゃん【完】
買い物が終わり
ショッピングモールを後にした。
「姫時ちゃん。その荷物持つよ」
「俺も持つ」
『え?本当?嬉しいな♪ありがとう!』
二つある袋を
一つずつ持ってくれたおかげで
身が軽くなった。
「ゴメンね姫時ちゃん」
「あのおなご達が言っていたこと
気分を害したのではないか?
すまなかった」
二人は急に立ち止まると
しんみりとした
表情で謝ってきた。
『謝っても許さないよ!!
な~んてね。だって二人は何一つ
悪い事してないじゃん』
そんな二人の前に立つと
二人の頭を背伸びしながら撫でた。