幕末にゃんにゃん【完】




買い物が終わり

ショッピングモールを後にした。



「姫時ちゃん。その荷物持つよ」


「俺も持つ」



『え?本当?嬉しいな♪ありがとう!』



二つある袋を

一つずつ持ってくれたおかげで

身が軽くなった。



「ゴメンね姫時ちゃん」


「あのおなご達が言っていたこと

気分を害したのではないか?

すまなかった」



二人は急に立ち止まると

しんみりとした

表情で謝ってきた。



『謝っても許さないよ!!

な~んてね。だって二人は何一つ

悪い事してないじゃん』



そんな二人の前に立つと

二人の頭を背伸びしながら撫でた。



< 72 / 291 >

この作品をシェア

pagetop