Review 序―復讐の章―
「っ、!?」
真っ赤に染まる手のひらは、もう今はなかった
……あたしが、殺したんだ
自分を包み込むように、ベッドの上で丸くなった
ん?ベッド?
そう思ったとき、ガチャリとドアが開いた
「あ!!翼、海司、羚!!飛鳥が起きた!!」
「…」
「ほんとか!?」
「飛鳥大丈夫?」
「大丈夫~?」
真夏が少し涙目になりながら、あたしの頭を叩く
ほんと、容赦ないなぁ
頭痛いんだけど
「あたし、何でここに?」
「は!?覚えてねぇの!?」
「寝たのは覚えてる」
「は!?寝た!?」
「…飛鳥はね、倒れたんだよ」
どうやらあたしは、寝たのではなく倒れたらしい
まぁ、それでいいか
久しぶりに、総たち以外の場所で眠れた
でも、なんでよりによって真夏たちの場所で…
もしかしたらあたしは、――…いや、確実に…
真夏たちのこの場所が好きなんだ