Review 序―復讐の章―
海司なんて「あちゃー」って言いながらおでこを手で押さえながら首を振ってる
翼は、関係ないとでも言うようにバイクの雑誌を広げて見ていた
羚に関しては「あーあ」そう言いながらも、楽しそうに二人を見ている
…ひどい傍観者め
この三人の反応を見る限り、どうやら総は真夏に対して禁句ワードを言ってしまったみたいだ
「…ウゼェんだよ!!!!」
どうしよう
そう考えていたとき、もう時すでに遅し
真夏が総に対して手を振りかざしていた
総に当たる!!運が悪けりゃあたしに直撃!!
そう思って動こうとしたけれど、総の手ががっちりあたしの腰をホールドしていて動くことが出来ない
「総危ない!!ついでにあたしも!!」
「真夏止めろ!!」
あたしと海司の声がハモり、ここにいる全員がもうだめだと思ったと思う
…ああもうダメだ
当たる
真夏の手が、拳が。
あたしは覚悟を決めて目を強く瞑り、唇を噛み締める
……あ、れ?
痛みがなかなか来ない
もしかしたら、時間感覚可笑しくなったのかも。