Review 序―復讐の章―





海司なんて「あちゃー」って言いながらおでこを手で押さえながら首を振ってる



翼は、関係ないとでも言うようにバイクの雑誌を広げて見ていた



羚に関しては「あーあ」そう言いながらも、楽しそうに二人を見ている

…ひどい傍観者め





この三人の反応を見る限り、どうやら総は真夏に対して禁句ワードを言ってしまったみたいだ






「…ウゼェんだよ!!!!」



どうしよう

そう考えていたとき、もう時すでに遅し




真夏が総に対して手を振りかざしていた






総に当たる!!運が悪けりゃあたしに直撃!!

そう思って動こうとしたけれど、総の手ががっちりあたしの腰をホールドしていて動くことが出来ない






「総危ない!!ついでにあたしも!!」
「真夏止めろ!!」


あたしと海司の声がハモり、ここにいる全員がもうだめだと思ったと思う









…ああもうダメだ


当たる




真夏の手が、拳が。






あたしは覚悟を決めて目を強く瞑り、唇を噛み締める



……あ、れ?


痛みがなかなか来ない




もしかしたら、時間感覚可笑しくなったのかも。






< 20 / 21 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop