緋~隠された恋情
パシャっ

浴槽につかりながら

自然と笑顔になる。

「ふふふっお兄ちゃんが笑ってた。」


水樹さんが知っている兄が輝いていたころのあの笑顔を、

私は取り戻したかった。


遠回りしたけれど、

やっと手に入ったそんな気がした。


「新。」

くすっ

呼んでみて、一人恥ずかしくなって笑ってしまった。


鏡に映る自分の笑顔に幸せをかみしめた。


















 















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