緋~隠された恋情
「は?なんで出るの?」


ダメもとでかけた電話にあっさり出る男に妙に腹が立った。


「行方不明なんじゃねえの?


 あいつの電話にも出てやってないんだろ?


 何やってんだよお前、

なんの為に俺がっ-----

 は?
 
空港?」」






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「---っで?

 なんでお前がここに乗ってるの?」

 
俺は男と一緒にバスに乗っていた。

男は言わずと知れた仲野新(なかのしん)

ありさの兄(義理)だ。


「お前がちゃんとありさのところに行くか

 見届ける為に決まってるだろ。」


「ちゃんと行くに決まってるだろ。

 やっと帰ってきたんだから。

 だけどなんでバスなの?

 車とかで迎えに来てくれると思ったんだけど?」


「ついさっきまで飲んでたんだよ、捕まったらまずいだろ。

 これでも教員だからね。」


「はは、そうだったね」


腹の立つほどに爽やかに笑いやがって

ムカつくやつだ。

前より更に爽やかさが増しているのは

久しぶりのせいか?












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