鬼畜店長


「あ、お前さ、土曜日の花見行くの?」


「おー行くよ。二次会あたしがバイトしてる店だしね。」


「マジかよ?!うわーオレも行きてー!」


「あれ?行かないの?」


「その日バイト抜けられなかったんだよ。あー二次会だけでも行こうかなー。」


「そーしなよ。どうせ終電関係ないやつらは閉店までいるんだろうから。」


このイケメン野郎とは同じサークルで、一年の時同じクラスだったって言うこともあってこんな関係になったけど、店には一度も来たことがない。


でもこないだ許可はもらったし、今度からは連れていけるかもしれない。



「じゃあそうするわ。」


「店長紹介してあげるね!すっごい鬼畜なんだよ!」


「は?鬼畜って?」


「会えば分かると思う!すごい酷い人だから期待しといて!」


「お、おう。よくわからんが期待しとくわ。」



店長にもコイツのこと紹介してあげよう。

コイツがいつも言ってるイケメン野郎ですよーって。





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