ワレワレハ宇宙人…ラシイ?!
第一章 公言するのは恥ずかしく
図工の時間に卒業アルバムの表紙を自分で作る授業があった。

絵は自由だったので、皆思い思いの絵を描いていたと、思う。

スヌーピーの落書きを、下敷きに描いてあった事を突然思い出した友人は、私にその下敷きを借りにきた。

その時、一部を思わず手で隠した落書きが、「秘密戦隊ゴレンジャー」だった。

手で隠すくらいなら、描かなきゃいいだろうと、思うのが、一般意見。

小学6年の本人は、いたって真面目に、子供番組を見る幼稚な奴と、思われるが嫌な12歳のお子様であったのだ。

まあ、大人目線で見れば、小学6年なんて、まだまだガキなんだからという感じだろうが、この時期からのご本人達は、必死に背伸びをして、大人を斜に見始める傾向にある。

平成の小学6年には比べものにはならないが、当時もこの年代から、徐々に親や先生など、大人のいうことなんて聞きゃしなくなる。

そんな、子供から大人に成り始める頃、ガキ番組を見ているなど、まさに嘲笑の的であったのだ。

なんか悔しくて、あまり目立たなかったのを幸いに、大流行していた「泳げ!たいやきくん」の小さな髪留めをして、ささやかな抵抗をしてみたりしていた。
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