学園怪談2 ~10年後の再会~
……。
「翌日から警察の捜索が始まった。そして、直ぐに正気を失った横川発見された。命に別状はなかったけど、よっぽど恐ろしい目に遭ったのか今でも精神病院の中でうわ言を呟いているらしい」
大ちゃんさんは唇を舐め舐め話した。
「それで……峯田さんは?」
私の問いに、大ちゃんさんは悲しげに続けた。
「死んだよ。横川に遅れること1週間。警察の必死の捜索の末、一人の人骨が見つかった。その場に落ちていた持ち物と鑑定の結果、その人骨は峯田のものという結果だった。警察の見解では樹海の動物とかに肉を食われたんだろうって事だけど……本当は……」
私は急に気分が悪くなって口を押さえた。
「ま、とにかくね。ようは人間、本当に引き際というものを間違えるととんでもない結果が待っているってことさ。俺は今までにも色んな引き際を味わってきた。危険度の大小はあれど、きっと人生はそういった引き際の連続なんだろうと思うよ」
私は吐き気を堪えながら、次の紫乃さんの話しに移ってもらうことにした。
「紫乃さん。お願いしますね」
そして、紫乃さんの復活2話目が始まった。
残り41話
「翌日から警察の捜索が始まった。そして、直ぐに正気を失った横川発見された。命に別状はなかったけど、よっぽど恐ろしい目に遭ったのか今でも精神病院の中でうわ言を呟いているらしい」
大ちゃんさんは唇を舐め舐め話した。
「それで……峯田さんは?」
私の問いに、大ちゃんさんは悲しげに続けた。
「死んだよ。横川に遅れること1週間。警察の必死の捜索の末、一人の人骨が見つかった。その場に落ちていた持ち物と鑑定の結果、その人骨は峯田のものという結果だった。警察の見解では樹海の動物とかに肉を食われたんだろうって事だけど……本当は……」
私は急に気分が悪くなって口を押さえた。
「ま、とにかくね。ようは人間、本当に引き際というものを間違えるととんでもない結果が待っているってことさ。俺は今までにも色んな引き際を味わってきた。危険度の大小はあれど、きっと人生はそういった引き際の連続なんだろうと思うよ」
私は吐き気を堪えながら、次の紫乃さんの話しに移ってもらうことにした。
「紫乃さん。お願いしますね」
そして、紫乃さんの復活2話目が始まった。
残り41話