溺愛シンデレラ~キミとHappyWedding~
「…そう向きになるなっ…辰真…ちょっとした冗談だ」



「何が…冗談なんだよっ!?」


「正式に今日付けでお前を社長として任命する。栗原…辰真に名刺を渡してくれ」


「承知しました…」


親父の後ろに控えていた栗原さんが俺の名刺の入った小さなケースを渡した。


今までの名刺には代表取締役代理と書かれていたが、渡された名刺は代表取締役になっていた。



「お前にもう一人…秘書を付けるコトにしたから」



「えっ?」


「優貴が今日から秘書になります。辰真社長」


優貴が俺のもう一人の秘書??
< 171 / 277 >

この作品をシェア

pagetop