愛を知る日まで
「泣くな。よく聞け。
俺、5年後に真陽にプロポーズするって決めたから。」
「……え…??」
俺の一斉一代の告白に、真陽は鳩が豆鉄砲喰らったような顔をしている。
途端になんだか恥ずかしくなって一旦目を逸らしたが、気を取り直してもう一度正面の真陽を見つめ返した。
俺は、今のままじゃダメだって事、雉さんに背中を押してもらって一人立ちを決めた事を真陽に告げた。
そして。
「真陽。俺は独学で勉強もしてあっちで3年間働いて、そんで保育士の資格獲ってくる。
実技とかもあるし、いきなり受かるとは思ってないから、5年。
5年だけ待って。
そしたら俺、一人前になって…1人の大人の男として真陽にプロポーズする。
今のままじゃダメだって、今の俺じゃどんなに真陽を好きでも幸せに出来ないって、分かったから。
だから、一人前になった時。改めて真陽を迎えに来るから。」
全身全霊を籠めて、約束を紡いだ。