青いブレスレット
女子4人くらいの集団が俺たちの横を通っていく。



その中の一人………



なぜか目が離せなくなる。



時が止まったような、不思議な感覚だった。



「水原!」


西野に呼ばれて、はっとする。

急に現実に引き戻された。



「ボーッとしてどうした?」

「いや、なんでもない…」

「透はさあ」




ボーッとしている間に、新田は俺のこと下の名前で呼び捨てするようになっていた。



そんなことより、さっきの女の子は誰だったんだろう……。
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