ビター アンド スノウ
…まぁ、当日に言われたり、お祝いムード後の幸せなテンションの時に言われても、それはそれで困るんだけどね。
そんなことを思いながら、私はジャケットのファスナーを上まで閉め、それを口元まで持ってゆく。
泣いてるのか、怒っているのか、悲しいのか苦しいのか、自分でもよくわかんない感情が、胸の中でグルグルグルグル渦巻いて。
それを取っ払うかのように、私はかじかんだ手のひらを、ジャケットに突っ込んだ。
……シュンちゃんと出会った、あの日も。
こんな雪の日だったような気がする。