変態王子
──あぁ、俺はもう死ねるかもしれない。
目の前にいるのは天使か。
夏に合う黄色のパステルカラーのワンピースに白のシフォンのブラウスがあまりにも可愛らしく、そしてそれ以上に可愛い彼女の口からカッコいいと言われた今、俺の顔はきっと赤面でにやけてるに違いない。
「ご、ごめんね!急にカッコいいとか言ったら変だよね!ごめんね!」
俺がにやけてるのを隠そうと目を反らして無言でいたせいで、柚菜は俺が気を悪くしたのだと勘違いしたのだろう。
違うんだよ、柚菜。
俺はいま、鼻血を出してもいいくらに君に萌えを感じているんだよ!
「大丈夫、あまり言われたことなくて照れてただけだから」
「そ、そっか!よかった~、行く前から怒らせちゃったらどうしよかと思っちゃったよ(笑)」
そう、まだ今日というデートは始まったばかり。
出始めからこんな状態で、自分が心配になってくる。