ダメサンタのタイ遊び
******プッシー通り******
ふわ~ぉ
道を挟んで様々なピンクな店が点在していた。
「おおおおお!」
タクローは揉み手をしながら、まるで大型犬が嬉しくてシッポを
ばっさばっさと振るように身体を左右に揺らしながら闊歩した。
その後ろを首にリボンをつけたトナカイが鼻を赤らめながら謙虚についてきた。
店の前では細~いおねぇちゃんたちがゆらりゆらりと
焦らすような腰の動きで美味しそうな密を振りまき、カモを・・・いや、
迷い込んできた蝶を秘密の花園へと誘っていた。