andante





優ちゃんをこのまま一人にしてもいいの?



わたしは迷ったけど、帰ることにした。



今は、優ちゃんにわたしは必要ない。



わたしが傷つけてるのかもしれない。



「…また、来るから。」




優ちゃんは返事をくれなかった。



それに胸が痛んだけど、そんなことはどうでもよかった。




マンションを出ると、そこにはわたしを睨んでいる梨子さんがいた。






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