『無明の果て』
感謝の言葉を探したけれど、やっぱりこれしか思い浮かばないわね。



ありがとう。


ありかとう。



さようなら。



岩沢 輝様



岩沢麗子』




読み終えた私の瞳を岩沢が見つめている。



そのずっと奥に見えているかもしれない、もうひとりの麗子の熱い眼差しを見つめている。
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