オレ様専務を24時間 護衛する


何を勝手にコメントしてんだか。

呆れて物も言えない。


俺という1人の男を好きならばともかく

『御影の御曹司』という肩書に

目が眩むような『クソ女』

そんな奴はこっちから願い下げだ。


どいつもこいつも、そんな女ばかり。

所詮『女』はその程度の生き物だという事。

だから、俺は死ぬほど女が嫌いなんだ。



今日、日中に母親から電話を受け、

明朝一番で実家へ来るようにという事。


恐らく、そのパーティーの同伴者の確認だろう。

10日後に控えたそのパーティー。

どこぞの令嬢に声を掛けるなら

日数的にもギリギリというところか。


とりあえず、松波が知り合いの女に

連絡を取ってくれるらしいから、

明日の所は一先ず、保留にして貰おう。



俺は一旦、ベッドへ潜り込んだのだが

明朝一番で実家へ行く事を言い忘れた事に気が付いた。


出掛ける際になって言われるより、

事前に知っておいた方が色々助かるだろうと、

俺はその旨を松波に伝えるため、

隣りの部屋へと向かった。



< 152 / 673 >

この作品をシェア

pagetop