ストーカー風紀委員と可哀想な不良
「どーにもこーにも・・・俺はどうやったらこんな好きって分かってもらえんのか悩んでんのに、ピィちゃん先輩はあまりにもバカで俺をただのホモだと思って人の気も知らずに余所の女の匂いさせてくるしすぐ怒るし、逃げるし」


気も知らず、って!それは俺が悪いのか?!

いやそれ以前に、『あまりにもバカ』ってフツー言う?好きな奴に!

「あー。わかった、悪かったよホモだの気持ち悪いだの言って。ケドこれは無ぇだろー沢井」

未だ赤く消えない手形を見せて言うと、意外にも素直に沢井が謝った

「すみません。昨日女のところに泊まったって聞いてつい頭に血ぃのぼって。そしたら呪いになりました」

・・・なりました、じゃねんだよ
呪いとか怖すぎますあんた

迷ったあげく、俺は目を閉じて息を吐いた

「沢井、俺は男を恋愛対象に見れる自信はあんま無い」

「・・・はい」

――う・・・。んな弱った声出すなよ

ひとつ咳払いをして、覚悟キメて言う

「けど、まぁ。俺もおまえの遊んでた時程じゃねーけど似たよーな事してる。・・・それはやめるわ」

あんま自信はないけど





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