双子の姉妹の マキとマイ
私のさけびもむなしく。


どこかで鳥が羽ばたく音しか聞こえなかった。


宙はのんきに寝転がりながら、言った。


「まぁ、まぁ。落ち着きなよ、マキ姉さん」


私はキッと宙を睨みながら言った。


「うるさい!もとはと言えばあんたが悪いんでしょ!?」


「確かに。爆睡しているマキ姉さんを横に、自分も眠くなって寝てしまった俺にも問題がある」


問題はあんたにしかないっつーの!!

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