双子の姉妹の マキとマイ
え?


あ?


もしかして。


私は、響夏に好きって言ったの!?



うわぁぁぁぁぁ!!!


何やってるのよ私は!?


酔ってたからってそれは口走っちゃいけないでしょ!?



私のバカァァァァァ。



私は今日ほど自分ことを、愚かだと思ったことはない。


私は顔を真っ赤にしながら言った。



「その、好きって言うのは……ほら!あれだよ!響夏のことは、友達として好きだなぁ〜ってことよ!!」

我ながら、苦しいわ……。


響夏は複雑そうな笑顔をうかべ言った。


「友達、ね。…まぁ、今はそれでもいいよ」


響夏はそこで言葉をくぎった。

な、なんとか誤魔化せた……のかな?


響夏はいつものニコッとした笑顔で、マイたちのいる方向を指差して言った。


「マイも宙も、もうキスしてないから、行こうよ」


「そ、そうね」


私もぎこちなく笑って言った。
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