双子の姉妹の マキとマイ
宙はため息をつきながら言った。


「あいつイラだってるな。これは早いところマキ姉さんを連れ戻さないと、俺らが八つ当たりされるな」


もうすでに、されてるけどね。



私は苦笑いをしながら歩き出す。


マキ姉がいなくなって私は大変だ。


響夏には八つ当たりされ、宙とはイチャイチャラブラブできず。


そして何よりも大変なのは……。


私たちは電車から降りてそろそろと、学校の門をくぐったとき。


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