双子の姉妹の マキとマイ
結局全部お母様の思い通りだったってことね。


お母様にはやっぱり勝てないわ。


私は、フッと笑った。


そのとき、あることに引っかかった。


私はお母様に言った。


「え?まってお母様。…さっき人間界が生まれ育ったところって…」


お母様は一緒キョトンとして、またニコっと微笑んだ。


まさか。

まさか…まさか…!!





「あの伝説の人間って…お母様?」


お母様は笑ったまま、自分の唇に人差し指をおしつけた。



秘密よっとでもいうように。
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