時計の針の行方

ガチャ…
小さくドアを開ける音がしたあとに、美空の姿が見える。
先ほどまで、麗奈のお手伝いをしていたのだが、思いのほか、話が盛り上がり、食事を食べ終わってから五時間が過ぎていた。
時計の針は、十一時半をさしている。
先ほど、お風呂にも入り終わり、寝巻に着替えていた。


さすがに、美空も眠くなったのだろう。
自分の寝る場所を決める為、部屋の中を見回す。
見回した結果、二段ベットの上のベットが空いており、美空はそのベットに寝ることにした。
ベットに上る前に、携帯のアラームを設定しておき、美空は部屋の電気を消した。
電気が消えたのを確認すると、美空はハシゴを使ってベットの上にあがって、そのまま深い眠りへとついた…




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