虹の向こうへ~君と見た空をもう一度~


・・・わたし、長州の者じゃないのに。

おおかた監察方の人だろう。


まさか同じ部隊の人に見張られるとは・・・任務のとき、顔合わせずらい。


朝早くには視線を感じないから、多分女ってことはばれていないだろう。


「睦月、入るぞ」


藤堂さんの声がした。


入ってきたのは、藤堂さんと一条、それから・・・一条。


まだ起き上がるのはきつかったのだが、土方もいたので身を起こす。


自分の周りが、かなりグラグラしている・・・


「大丈夫か?」



藤堂さんが聞いてくる。


土方も気遣わしげにこちらに顔を向けてきた。


・・・半分はあんたのせいだよ!


そう言ってやりたかったが、ギリギリの所で堪えた。

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