虹の向こうへ~君と見た空をもう一度~


今回、大坂に来た目的。


それは、“壬生浪士組”の名前を使い、民から金銭を巻き上げる連中を捕らえること。



まさか・・・こんな早く見つかるとは思わなかった。


わたし達は他の隊士達を起こし、草陰に身を隠す。



「なぁ、あいつら何なの?」



内心びっくりして、横を見る。


そこにはまだ、寝ぼけたような・・・まだ寝てるような・・・




そんな顔した一条がいた。


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