虹の向こうへ~君と見た空をもう一度~


しかし、監視といっても・・・


芹沢さん達は、酒を飲み話し込んでいるだけ。


特に動きといった動きはない。



しかし、山崎さんの表情は硬かった。



「睦月さん、いったん戻りますよ」



しばらく芹沢さんの会話を聞いていたかと思うと、山崎さんはそう言った。



「はい」



小さく返事を返し、屋根裏の抜け道へと向かう。


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