虹の向こうへ~君と見た空をもう一度~


広間に着くと、ほとんどの人が席についていた。



俯きながら藤堂さんの後ろに着いていく。


そんなわたしに気づいた隊士達がコソコソと話している声が聞こえた。



『あいつ、顔すんげぇ整ってんな』


『あいつ、藤堂組長のなんなんだ?』


『沖田さんと一緒に入ってきた奴にも負けないぐらいの顔だ・・・』



噂されるのは余りいい気はしない。



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