虹の向こうへ~君と見た空をもう一度~
「おまえ、モテモテだな~」
「あの人たちの目が腐ってるんですよ」
あ~・・・早く帰りたい。
げんなりしながら藤堂さんの横に座った。
前には一条・・・気まずい。
ここは無視に限るな。
そんなわたしに一条も声をかけてはこなかった。
「おい、睦月」
ホッとしてるのもつかの間、土方に話しかけられる。
気分悪い・・・
「なんですか」
昨日のことを思い出し、苛々しながら答える。