虹の向こうへ~君と見た空をもう一度~
「後で俺の部屋に来い。 一条もだ。お前達の処遇を言う」
わたし達の方へ、土方が歩いてきたと思えば・・・
それだけを伝え、また立ち去っていく。
それに、わたしたちは無言で頷いた。
「ところで、お前飯食わねぇの?」
さすが永倉さん。
この雰囲気でも頭は食べ物のことばかりですか(笑)
「はい、食べたかったらどうぞ」
わたしは膳を差し出す。
「いいのか?貰うぜ!!」
どんだけ食い意地はってんの?