虹の向こうへ~君と見た空をもう一度~


「後で俺の部屋に来い。 一条もだ。お前達の処遇を言う」



わたし達の方へ、土方が歩いてきたと思えば・・・


それだけを伝え、また立ち去っていく。


それに、わたしたちは無言で頷いた。


「ところで、お前飯食わねぇの?」


さすが永倉さん。


この雰囲気でも頭は食べ物のことばかりですか(笑)


「はい、食べたかったらどうぞ」



わたしは膳を差し出す。



「いいのか?貰うぜ!!」



どんだけ食い意地はってんの?

< 95 / 858 >

この作品をシェア

pagetop