虹の向こうへ~君と見た空をもう一度~
*玖於side*
部屋に戻るといった睦月。
そういったあいつの顔は泣きそうに歪んでいた。
まぁ、俺にしか分からない位の表情の変化だったけど。
睦月は藤堂さんと部屋に帰っていった。
『なんで笑わねぇの?』
この時代に来たときに俺は聞いた。
その時の睦月の顔・・・すごく辛そうだった。
聞いたことを凄く後悔した。
・・・守ってやりたい。そう思った。
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俺も急がないと・・・土方さんに呼び出しされていたことを思い出す。
止まっていた箸を動かし朝餉を口に運んだ。
*玖於side end*