あなたの心にいる人は… (完)
廉の作ってくれたスープとドリアはかなり手が込んでいておいしかった


私が作ってきた料理なんて比べようのない工夫と手が込められていて明日からのご飯をどうしようかと思うほど。。。


食事中はずっと子犬の名前を考えながら話していて


久しぶりに会話がある食卓だった



「今日は楽しかったです。ありがとうございました」


食後の紅茶を飲みながらふと私がいった言葉に廉は一瞬顔をあげて真剣な目で私を見た


でもその目はすぐに悲しそうなめになって下を向いてしまった


「なら、よかった。」


「、、、じゃあ、、、私寝ますね」


なんだか気まずくて寝室に逃げようと立ち上がると


「葵。」


廉が私を呼び止めた
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