あなたの心にいる人は… (完)
天井を見つめながら


書庫でけがした日を思い出した


やっぱり私はひとりだ


あのときは廉がきて助けてくれたけど


今回は本当にひとり。


実家にも言ってないし、、、


ちっぽけな私だからこのまま死んじゃうかも


私の人生ってどうまとめられるかな


幸福?


それとも不幸?


そんなことを考える私の頭に浮かぶのは


やっぱり廉の顔


辛いこともいっぱいあったはずなのに


思い浮かぶのは幸せな記憶


私ってなんて単純だなぁ
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