あなたの心にいる人は… (完)
一気に廉の顔は険しくなってしまった


「次から次…俺と結婚したからか?こんなに傷だらけになるのは」


自嘲気味に笑う廉


すぐに救急箱を持ちだして手当を始めてくれた廉


心なしかいつもよりも穏やかな顔をしてる


「怪我のせいで熱がある。しばらくは必要以外起きるな。あと」


「…あと?」


「毎日夕飯に帰ることにした」


「え?」


「しばらくは家政婦を雇った。夕飯は一緒にとる。」
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