あたしの甘ーい幼なじみ



「何?もう行くの?早くね?」



慌てるあたしを、不思議そうに見ている終聖。




たしかに普通に行く時間は早いけど……



「清瀬くんと歩いて行くから、早く行くの!」



あぁ〜たまにはあたしが、清瀬くんを待つ日があってもいいのにっ!




今日も清瀬くんが先に来ちゃうのかな




「……清瀬くん?」






鞄を掴み家を出ようとしたあたしの手を、終聖が掴んだ。




「―――って、誰?」




え………




「誰って…」





ピンポーン




< 66 / 536 >

この作品をシェア

pagetop