水面に映る影は永遠へ続く


ふと全身を包まれるような感覚が感じられた。



「止めろ…。もうそんなに自棄にならないでくれ…」



「だって、私はもう…」



「お前が自棄になっているのは俺のせいだろ?」



肩がびくりと揺れる。



何で彼がそれに気付いているの…?



私は彼の腕に抱かれながら浮かんで来る疑問と葛藤する。





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