水面に映る影は永遠へ続く


それを見た途端、俺の中で何かが切れた。



そして、気付いた時には妃絽を押し倒していた。



「土方さん?重いんだけど」



「俺の質問に答えたら、退けてやるよ」



「質問?」



「ああ。この赤い痕は何だ?」



俺は右手で妃絽の両腕を頭の上で押さえ付け、左手で首にある赤い痕に触れた。





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