水面に映る影は永遠へ続く
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朝ご飯を食べ終えた私は土方さんの部屋であり、私の部屋でもある部屋の前にいた。
手にはお茶が入っている湯呑みとおにぎりが乗るお盆がある。
「土方さん、入るよ」
部屋に入る時は一応声をかけるようにしている。
以前、かけないで入ったら彼が着替えをしていて、目のやり場に困ったことがある。
それ以来、声をかけることが当たり前になった。