水面に映る影は永遠へ続く


「風邪引いたら、土方さんのせいだからね」



「ぅ…ん」



無意識に頷く彼が可愛く感じられ、頬が緩むのを感じながら彼の顔を覗き込む。



鬼副長と呼ばれているとは思えない程の穏やかな寝顔。



私は土方さんが抱き着いて来ているように、そっと頭を抱き包む。



「おやすみ、土方さん」



眠りに誘われるように私も瞼を下ろした。







< 77 / 270 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop