《俺様的》彼女の手なずけ方
「飛びこまないって!」



「なら、俺から捕まえに行くけど」



「えぇっ!?」



ナルがあたしの前に立ったから、あたしは大慌てで部屋の端っこまでダッシュした。



それを見て、ナルは爆笑している。



「アッハッハッハ!!そんなに怖いか?」



「なにがよっ」



「俺に抱かれるのが」



うわぁ~~っ!!


言葉に出されたらボッと顔が一気に熱くなった。



「やめて~、考えたくない……」



あたしは耳を塞ぎ、頭を振る。








そうしたら、ナルが歩み寄ってきた。



「嫌……来ないで……」



シャワーを浴びているときは、気丈だったあたしも、



逃げ場がないってわかると、一気に臆病になる。



このままナルを殴って逃げるっていう手もある。



だけど、それができないのは……。



< 484 / 711 >

この作品をシェア

pagetop