《俺様的》彼女の手なずけ方
「やっ……」



ナルから逃れようともがくけど、ビクともしない。



「お前は……俺のモノだ」



耳もとで囁かれて、ギュッと目を閉じた。



抵抗してもナルの力には及ばないし、あたしは顔を背けた。



「違うよ……あたしは、ナルのモノじゃない……」



「そうだな……無理だって、わかってる。だけど、どうしても手に入れたいんだ。今すぐ、俺のモノにしたい……」



え……。



なんだか急に弱気な発言になったから、思わず目を開けた。









「お前は俺のことが嫌いで、俺には婚約者がいて……だから、どうしようもないってことぐらい、わかってる。

それでも、どうしようもなくひかれるんだ」



真剣な目で真っ直ぐに見つめられ、クラクラしそうになった。



あたし、のまれちゃダメだよ……。



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