《俺様的》彼女の手なずけ方
「だろうな……」



目を細め、寝転ぶあたしの頭もとにナルがゆっくりと腰をおろした。



「だろうなって、わかったこと言わないで。あたしがおびえてるのに、気がついてたよね」



「あわよくばって、思ってたから」



「なにが?」



「もしかしたら、お前の気が変わるかもって期待した」



「そんなの、期待するだけムダだから!あたしは逃げたい一心だったのに」



「でも、逃げなかった。ほんの僅かでも、俺に希望はあるのかも」



ナルが満足そうに笑っている。



全然めげないナルに、即答してやった。



「ない!」



「アハハ、そうか。まぁ、いい。夜は長いからな」



そう言って、ナルはカードを配り始める。









「こういう、修旅のノリやってみたかった」



「へっ?」



「朝まで徹夜で遊ぼうぜ。旅行の夜、みんなで楽しく遊ぶ光景があるだろ。あれに憧れててな。

セレブ学園は、旅行のときは10時消灯が厳守で、楽しく遊んだ記憶がない」



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