《俺様的》彼女の手なずけ方
「そうなんだ……あたしだって、そうだよ?

小学校のときはすぐに寝ちゃったし、中学のときもみんなは消灯後もゲームをしたり、布団で話してたみたいだけど、すぐに寝ちゃって……」



「ブッ。寝た記憶しかない?お前らしいな」



「あたしらしいって、なに!?ヒドくない?」



「その調子だと、今日もすぐに寝るな。お前が寝たあとが、楽しみだな…」



「えぇっ!?」



あたしは胸を隠すように、前で手をクロスする。



「触って欲しいって?」



「ちがーうっ!!」



「お前、隠すところ間違ってるって。寝てるときにするなら、キスだろ」



「えっ!そうかな」



「普通そうだろ」



「そうなの?」



「俺はな。でも多分、寝顔を見ながら……幸せな気分に浸ってるだろうな」



「がっ……ガラでもないから、やめてください」



「お前ってヤツは、ホント俺をなんだと思ってるんだか」



「ナルシスト?」



「半分当たってるな」



「自分で認めるんだね」



「まぁな。ほら、やるぞ。さっさと起きろよ」



「ひゃっ」



腕を引っ張られて、強引に起こされて、ベッドの上に座った。



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