《俺様的》彼女の手なずけ方
「おばちゃん…ひとつ聞いていいかな」



「あらどうしたの?改まって」



「お母さんって…もしかして家出したの?」



そう言うと、おばちゃんがハッとした顔をする。



「どうして知って…あぁ、お母さんから聞いてるのよね」



まさかとは思ったけど…。



メイドさんの話に出てきたのは…お母さんのことだ。



「ううん、あたしは何も知らなかった。ドレスを貸してくれたお家のメイドさんが、昔のお母さんを知っていて、少し話してくれたの」



「そう…あの時は、色々事情があったから。あの子も、ひとりで抱えることができなくて、家を飛び出したの」



「お母さんになにがあったの?婚約者も、家もなにもかも全て捨てるなんて…」



「まぁ、そんなことまで聞いたの?あたしがどこまで話していいのかは、わからないから。とりあえずそこはお母さんに直接聞くといいわ」



頭が、混乱する。



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