視線の端には

しばらくすると。
後ろから頭をたたかれた。
「イタッ」
振り向くとそこにはるきがいた。
「ちょっと、何でたたくの!?」
『何でじゃねぇだろ。お前こそ何で一人で帰るんだよ。』
「だって・・・」
るきは、いっつもこうだ。
みんなの前では、
クールでやさしい王子様。
私の前では、
意地悪な俺様(笑
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