先生、スキ





先生は
変える用意を済ませると
私の頭を撫でた。



「昨日はありがとなっ
カレー超美味かった」



そしてにっこりとほほ笑んだ。



私、今笑えてる?
ちゃんと笑えてるかな?



そして先生の背中がどんどんと遠くなっていく。



ねえ、やっぱり私は駄目人間みたい。




先生の背中を追いかけ、ぎゅっと抱きしめた。




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