アタシは見てしまった。




急いで家に帰り自分の部屋にこもった。


ーーーただ、苦しかった。


こんなに好きなのに………。

一星のこと大好きなのに


まだ一花に勝てないなんて。




そう思うと悔しくて


声を押し殺して泣いた。















“一花よりもあたしの方が………”



そんな風に考えれば考える程


自分が本当に嫌な女に

なっていってるんだと感じたーーー。






















< 66 / 117 >

この作品をシェア

pagetop