thermos flask
 校舎の壁に取り付けられている時計が6時45分を示していた。

 なんとか間に合いそうな時間だったのでほっとした。

 
 部室の扉を開けると、ひんやりとした外の空気とは違って、ほっこりとした暖かい空気が漂っていた。

 先輩や同学年の子にあいさつしながら自分のロッカーの前に行く。私のロッカーの左隣は、千鶴のロッカー、右隣は未来のロッカーだ。
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