Loveless
「そういやさっき煮玉子の殻、爪の間に入らなかったか?」


「はい、痛かったです。煮玉子も麺みたいに業者に作ってもらえたらいいんですけどね」


「業者に頼むことは可能だけど、食品衛生上の関係で半熟には出来ないんだ。
だから手間はかかるけどうちで作ることにした」


「へぇ……」


それは小さなことだけど、そこに中西さんのこだわりを見た気がした。


休憩が終わると、夜の仕込みを手伝った。


そして5時には修行を終えて、店を後にした。
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