余命1年の姫

微笑む仲間












「架鈴!架鈴!かーりーんー!」





私は、思いっきり泣き声をあげた。






「は、なちゃん…。な、かないで?」





声を出すのが精一杯らしく、乾いた声で言った。





「何か飲む?」





「み、ず」





「水ね!わかった!」





この病室にある、冷蔵庫の水を取りだし架鈴に、渡した。






「花ごめんね?」





「謝らないで!」










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